今晩はクレモンティーヌのコンサート。
10年位前のデビュー当時からのファンなので、コンサートがあると知ってすぐに予約した。東京の文化村オーチャードホールのコンサートには過去に2度行っている。久々に生で聞けるのでとても楽しみにしていた。
今晩の会場はノートルダム寺院の脇に停泊している船「SIX A HUITE」。ドリンクが一杯サービスだったので、雪の積もったノートルダム寺院とセーヌを行く船を見ながらコンサートの開始を待った。半分以上は日本人の模様。噂に聞いていたTOYOTA ネッツの懸賞に当たった方々も来ていた。(運の良い方っているんですね!)
会場は船の下の部分だった。お手洗いもそこにあったので降りていくとミュージシャン達が準備をしていて、素敵なラテン系男性が「BIENVENUE!(ようこそ)」と言ってくれて嬉しかったり♪
そろそろ始まるかな、というところで階下に下りたら、ステージの目の前に椅子が並んでいる。主催者の方に「座っていいですか?」と聞くと「どうぞ、どうぞ。」と勧めてくれた・・・この状況が信じられない私と友人。だってクレモンティーヌのマイクまで2mくらいしかなく、ステージといっても段差が無いから、本当に目の前なんだもの!夢の様だわ。
ミュージシャン達が演奏を開始し、いよいよクレモンティーヌの登場。ミュージシャンは白い服で統一していたが、彼女は黒一色。なんてスレンダーな方!スタイル抜群なんである。しかもしかも、写真やビデオで知っていた彼女より、間近で見るご本人は遥かに遥かに美しかった。見とれちゃいました。
本当に目の前で歌ってくれて大感激♪「ようこそ」と私に言ってくれた男性はギタリストだった。大好きなボサノバ、ジャズ系の心地の良い音楽が続く。もちろん10年前から聞き続けている「l'ete」(夏)や「男と女」のカッコよいバージョンも聞かせてくれた。仏語のMCも理解でいるし幸せ♪はぁ~、夢なら覚めないで。
観客も30人~40人くらいだったので、まるでホームコンサートのようだった。船が来るたびに揺れるのも雰囲気があるし。これでドリンク付きで20ユーロ!いいのでしょうか?
コンサート終了後、ギタリストに「本当に素晴らしかった!」と思いをしっかり伝えたら「ありがとう!」と答えてくれた。気さくな方。この人、ネットで調べたら、この間の
宮沢 和史(THE BOOM)のコンサートに出演していたブラジル人ボサノバ歌手
CATIAのお兄さんのカルロスだったらしい・・・ 色々なところで繋がってるんですね。
そして余韻に浸りながら階上にあがると・・・
お~っと、クレモンティーヌ、ご本人がバーにいらっしゃいました!普通に談笑してる。あ~、このまま声を掛けずに帰ったら一生悔やまれる・・・タイミングを計り、思い切って声を掛けた。(大胆な私!)
私「お邪魔してすみません。私はずっと前からあなたのファンでした。今晩はとても感動しています。」
クレモンティーヌさん「ありがとう。現在はフランスに住んでるの?」
私「はい、3年前から。あなたのサインも持ってるんですよ!写真を一緒に撮ってもよいですか?」
クレモンティーヌさん「もちろんよ。」
おぉぉぉぉぉ~!!!
という訳で、一緒に写真まで撮らしていただき、しっかり手を差し出して握手もして参りました。僅かな時間だったけど、嫌な顔一つせず応じてくれて素敵な女性だった。一緒にいたのはお子さんのソリータちゃんだったのかな?ますますファンになってしまいそう。日本に帰ったら、噂の「手の平を太陽に」を聞かなくては。
終わったのは23時過ぎだった。この日は友人宅にお泊り。二人共興奮覚めやらず・・・
雪のセーヌ川の景色に見とれながらタクシーで帰った。パレロワイヤルの近くに住んでるので、タクシーでたった5ユーロ10!羨ましすぎる環境だ。